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致死率がとても高いFIP(猫伝染性腹膜炎)。
今回はドライタイプについてお話ししていこうと思います。
FIPは、ウェットタイプ、ドライタイプ、混合タイプ(ウェットとドライ混合タイプ)の3つに分かれます。
早期診断・治療が重要となってきますが、ドライタイプは特に診断が難しいと言われております。
ドライタイプは、腎臓や肝臓などの臓器にしこり(肉芽腫)を形成します。また、ぶどう膜炎などの目の症状や、眼振、発作等の神経症状が認められることもあります。
ウェットタイプの猫ちゃんの様な胸水、腹水はたまりません。
そのため、診断の際は血液検査のみでなく、しこりがあれば針を刺して検査をすすめていきます。
FIPは発症するととても怖い病気であり、早期診断、早期治療が重要となってきます。
お家の猫ちゃんがいつもと違うなと感じることがありましたら、早めに受診しましょう。
当院のFIP治療に関して
https://www.allieys-cat.com/fip/
獣医師 下島菜希